2018年3月31日土曜日

一病息災

職業柄なのか
昔から
生きるとか死ぬとか命とか
そういうものにとても関心があり
心を揺さぶられる

たくさん病を抱える人を見てきて
人は誰でも病になるし
生まれた以上ベクトルは確実に死に向かっていて
その事実をそれなりに実感する日常にいる
それでもやっぱり
自分のことは過大評価
身内のことも過大評価

一病息災
命の大切さや
今生きていることの奇跡を感じたら
繰り返す日常が
変わってくる

アグレッシブに生きるとかじゃなく
ただただ
平凡な一日の中に
きらめくような瞬間を見て
あたたかい感情を感じて
生きていけたら
幸せだなーと思う

2018年3月28日水曜日

脈診

看護師をしていたときは
脈でこんなにいろんなことが分かるなんて
知らなかった

たとえば疲れたーーと感じているとき
脈の力が強いときは動いて発散した方がいい
脈の力が弱いときはゆっくり休んだ方がいい

一言で"疲れ"と言っても
それはすごく曖昧なもの

物事にはすべて陰陽があり
虚実がある
それを紐解く術を
すこしずつ得てきた

脈診10年なんて言われるくらい難しくて
先の見えないトンネルはまだまだ続く
それでも、意味がわからなかった脈診を
今は治療の指標に使っているから
何でも続けることって大事だと
つくづく思う

脈に触れていると
ダイレクトに生命に触れている感覚がする

生命って不思議で
すごく尊い

2018年3月22日木曜日

体表が語ること

体の表情を見るようになって
その人の言葉としては語られないことも
体に触れれば分かってしまうものだと
思うようになった
わたしはまだ
触ったら何でも分かるという領域にはいないけど
それでも一生懸命体に触れていたら
体はたくさんのことを教えてくれる

だからこそツボや体の変化を
丁寧に扱わないといけないと思うようになった
もしかしたら
その人にとっての
すごくセンシティブな領域に
触れてしまうかもしれないから

ツボや体の変化を
ただの情報として処理しないように
その情報を発しているその人自身を
ちゃんと受け止められるように
当たり前のことではあるけど
自戒の意味もこめて
書き留めておきたいと思った

2018年3月20日火曜日

風邪

西洋の世界では風邪(かぜ)
東洋の世界では風邪(ふうじゃ)
と読みます

最近あたたかくなってたのに
今日は本当に寒い
あたたかくなってゆるんだ体には
寒い風邪がひょいっと
入りやすい

というわけで
ただいま私
風邪に侵入されている気がします

"太陽之為病、脉浮、頭項強痛而惡寒。"

風邪について書かれている古典の一文

頭痛…すこしあり
肩こり…今日は強く感じる
寒気…あり
脉…浮いてる気もする

というわけで
桂枝湯証であろうと推察
桂枝湯証は汗をしっかりかいて
風邪を飛ばすことが大切

今日はお風呂でしっかり汗をかいて
ゆっくり休もうと思います

2018年3月12日月曜日

百会

頭のてっぺんにあるツボ
百会

昨日の勉強会で
そのツボに翳す(かざす)鍼をしていただきました

鍼を刺さずに翳すだけ
そう聞くと怪しく聞こえますが
鍼をしていただいたその瞬間
気が上から下へサッと降りた感覚がし
冷たかった手が
じわじわとあたたかくなりました

すごいなぁ

鍼はただ刺せばいいというものでもなく
その人の体や気の動きに合わせて
一番効果的な手法を選択することが大切だと
改めて思いました

わたしはまだ翳す鍼を体得できてませんが
こうやって
鍼の変化を身をもって
体感させていただけることは
自分が鍼をするときに
とてもプラスになります

昨日は大勢の前で治療をしていただいたのですが
寒くないように
すこしでもリラックスできるように
自前のホットカーペットを持ってきてくださったり
和ませる声かけをしてくださったり
すごく緊張する中での治療でしたが
その緊張も最小限に済み
先生のお心遣いが
とてもありがたかったです

鍼は効くもの
効かせるもの
あとはやっぱり
人と人との気の交流
これができるかどうかで
治療の効果も変わってくるのだと思います

鍼にはその人となりが現れる
身の引き締まる思いです

2018年3月11日日曜日

たまご

1年前の今日
鍼灸専門学校の卒業式の日に
ふと思い立ち
このブログをはじめました

誰にも知らせず
ひっそりと書くこと1年
単なる雑感ですが
読み返すと
その時々のことや
気持ちを思い出せるので
これからも
思い立ったときに
思いつくままに
書き続けていこうと思います

そんな今日は
鍼灸の勉強会の日
とてもありがたい役割をいただいて
緊張しながらも
胸いっぱい
お腹いっぱい
帰りの電車では放心してしまうほどの
学びがありました
ありがたい限りです

鍼って本当におもしろい!!
この1年間で
その想いは膨らむばかりです

さてさて
鍼灸師2年目に突入します
2年目はまた新たな環境の変化もありそうで
どうなっていくのかは未知数ですが
楽しむ気持ちは忘れずに
学びを深めていきたいです


▼卒業式の日にいただいたお菓子
    "はり師・きゅう師・柔道整復師のたまご"
    現在、たまごからひよこに成長中!

啓蟄

寒い冬の間
地中で縮こまっていた虫たちが
春の陽気に誘われ
そろそろと顔を出す

寒い冬の間
体の中に溜め込んでいたものたちが
春の陽気に誘われ
ズルズルと鼻を出す

うん、よく似てる

自然界のベクトル
人間の気のベクトル
それらは連動していて
確実に冬のものとは違ってる

いろんなことから春を感じる
今日この頃です

2018年3月7日水曜日

人生

右か左か
進むかとどまるか

決断の連続で今があり
決断の連続で未来が生まれる

決断
それに待ったをかけるのが
変わることへの恐怖心
変わることというよりも
失敗することへの恐怖心
と言った方が正しいかもしれない

ヨガでは
行為の結果は手放しなさい
というような教えがある
結果は自分の範疇ではない
そうなんだけど…

何かをするときには
考えすぎるほど考えるわたし
まだまだ修行が足りませぬ

******

これはあなたの人生です。
自分が好きなことをやりなさい。
そして、どんどんやりなさい。
何か気に入らないことがあれば、それを変えなさい。
今の仕事が気に入らなければ、やめなさい。
時間が足りないのなら、テレビを見るのをやめなさい。
人生をかけて愛する人を探しているなら、
それもやめなさい;
その人は、
あなたが好きなことを始めたときにあらわれます。
考えすぎるのをやめなさい。
人生はシンプルです。
すべての感情は美しい。
食事を、ひと口ひと口味わいなさい。
新しいことや人々との出会いに、
心を、腕を、そしてハートを開きなさい、
私たちは、それぞれの違いで結びついているのです。
自分のまわりの人々に、
何に情熱を傾けているか聞きなさい。
そして、その人たちにあなた自身の夢も語りなさい。
たくさん旅をしなさい;
道に迷うことで、新しい自分を発見するでしょう。
ときにチャンスは一度しか訪れません。
しっかりつかみなさい。
人生とは、あなたが出会う人々であり、
その人たちとあなたが作るもの。
だから、待っていないで作りはじめなさい。
人生は短い。
情熱を身にまとい、自分の夢を生きよう。

******

とある旅館に貼られていたメッセージ

2018年3月3日土曜日

朝陽がまぶしい

今朝
家を出るともう空が明るくて
まだすこし冷たい空気もまろやか

西の空に大きな白い満月
東の空に大きな力強い太陽

空は青くすんでて
海はキラキラ輝いてる

そりゃ
体も心もゆるむね

春が来た!

2018年3月2日金曜日

生きる

今日本屋さんで見つけました
谷川俊太郎さんの詩
"生きる"の絵本
蝉が死んでいるところから
絵がはじまるんだけど
情景が広がっていくような絵で
詩と相まって
じーんとしました

あたたかい絵で
すごく細かく描写されているので
ゆっくりゆっくり
何度も読みたい絵本です

今のタイミングで
出会えてよかった

2018年3月1日木曜日

パタパタ
ポツポツ
ザーザー
ピチピチ

眠れない夜
外は何やら騒がしい

雨音
久しぶりに聞いた
たたみかけるように
緩急つけて聞こえてくる
ふぞろいの雨音が
なんだか心地いい

恵みの雨
循環

…そうだ
…すべては循環

停滞しているように
見えたり感じたりするようなことも
すべては循環している

そう気づいたら
雨がパタリとやんだ
分かったなら
はやく寝なさいって
言われてるみたい

恵みの雨に感謝

おやすみなさい